記憶術の歴史
「記憶術」というのは、最近になって注目を集めてきた言葉ですが、そこに歴史というものはあるのでしょうか。
「記憶術」を英語では「nmonic」といいます。
この言葉の語源は、古代ギリシアの記憶をつかさどるムネモシュネという女神の名前だと言われています。
古代ローマなどでは、メモを見ながらの弁舌が許されていなかったなどという理由で、記憶術が発達しました。
これが中世以降のヨーロッパでは、聖書などの暗記に応用され、広まっていったのです。
中世ヨーロッパにおいては、書物は貴重品で、紙も羊皮紙以外になく、また印刷をする技術もなかったため、書物を暗記する記憶術は、特に知識人にとっては必須のものとされていました。
現代日本での記憶術の隆盛
現代社会においては、過度の受験競争や、社会に出てからの競争などで、知識を頭に詰め込むことが要求されてきました。
効率よく記憶をするためのいろいろな方法が、書籍などで紹介され、ブームとなりました。
また、記憶術のセミナーなども開かれ、社会人の間などで人気を集めています。
こう書くと、記憶術とは、丸暗記を奨励するかのような誤解を受けてしまいそうですが、効率的に情報を記憶するという点では、実に有益な方法でもあるのです。